資料3:ライフライン・インフラ構築圏の設置及び運用に関する費用見積もり(清書版)
【取扱:厳秘/閣議決定参考資料】 Date: 2025-09-30 JST
1. 趣旨
「ライフライン・インフラ構築圏に関する細則」に基づき、想定事態発生後90日間の運用に要する費用の概算を、複数のシナリオに基づき提示する。本見積もりは、EOCによる予算執行及び国会への事後報告における基礎資料とする。
2. 算出の共通前提
運用期間: 90日間
為替レート: 1 USD = 150 JPY, 1 GBP = 200 JPY
対象船舶: コンテナ船、タンカー、バルク船等の混合船隊
人件費: 20名/隻、月額1万USD/人(危機手当等を含む)
港湾費用: 1寄港あたり1,500~2,000万円
その他費用: 燃料費に対し一律10%を潤滑油・薬剤費等として加算
3. シナリオ別費用見積もり
(1) シナリオ1:本邦単独による安定運用(安全側想定)
想定: 生活必需品に加え、産業基盤維持に必要な物資の輸送も確保。
| 費目 | 算出根拠 | 概算費用(円) |
|---|---|---|
| 燃料・潤滑油費 | 30隻 × 90日 × 200トン/日 × 150,000円/トン × 1.1 | 約5,940億 |
| 人件費・港湾費 | 30隻 × 3ヶ月 × (20名 × 150万円/月 + 6,000万円/月) | 約1,620億 |
| 保険・再保険 | 政府再保険プール(1.5兆円規模)の運営・資本コスト | 約1,500億 |
| Green Lane運用費 | 6港 × 90日 × 1億円/日 | 約540億 |
| 法務・国際調整費 | - | 約200億 |
| 予備費 | - | 約2,000億 |
| 合計 | 約2.2兆 |
(2) シナリオ2:生命維持最小限(人道回廊)
想定: 食料・医薬品など、国民の生命維持に不可欠な最低限の物資輸送に限定。
| 費目 | 算出根拠 | 概算費用(円) |
|---|---|---|
| 燃料・潤滑油費 | 10隻 × 90日 × 150トン/日 × 150,000円/トン × 1.1 | 約2,228億 |
| 人件費・港湾費 | 10隻 × 3ヶ月 × (20名 × 150万円/月 + 4,500万円/月) | 約225億 |
| 保険・再保険 | 政府再保険プール(5,000億円規模)の運営コスト | 約500億 |
| Green Lane運用費 | 既存施設を流用した最小限の体制強化 | 約300億 |
| 法務・国際調整費 | - | 約200億 |
| 予備費 | - | 約1,347億 |
| 合計 | 約0.48兆 |
(3) シナリオ3:英国の既存制度を活用した協調運用
想定: 保険・法務・決済の一部を英ポンド圏の既存インフラに接続し、リスクを分散。
| 費目 | 算出根拠 | 概算費用(円) |
|---|---|---|
| 燃料・潤滑油費 | シナリオ1に同じ | 約5,940億 |
| 人件費・港湾費 | シナリオ1に同じ | 約1,620億 |
| 保険・再保険 | 【円レイヤ】政府再保険プール: 8,000億円 【GBPレイヤ】英国制度活用保険料: 250億円 | 約8,250億 |
| Green Lane運用費 | 英国法準拠の書類対応等 | 約600億 |
| 法務・国際調整費 | - | 約300億 |
| 予備費 | - | 約1,000億 |
| 合計 | 約1.5兆 |